今日は越谷消防署で開催された、上級救命講習会を受けて来たけろ~。
9時~5時と8時間の長時間講習。どんなことをするのかな・・・と思っていたが、ほとんどが実習。説明を聞いているだけで、眠くなってしまう・・・ということは無く、結構くたびれた。
特に心肺蘇生法については、 「人が倒れているのを発見!」というところから、「あっ!大丈夫ですか?誰か~!助けてくださ~い!」と演技を含めて(?!)、訓練用の人形を相手に4~5人が一組になって何度も練習した。
・回復体位について
・止血法・・・タオルやラップなどを使って、圧迫する。ビニール袋やポリ袋を使って、血液は直接触らないように。
・毛布を使った保温のやり方
・簡易たんかの作り方
・熱傷(やけど)について・・・冷やすのは流水で10~15分。体の広い部分をやけどしたら、温めてあげること。
・けいれんの対処法・・・口にモノを詰める必要は無し(舌を噛む心配は無い)
・異物除去・・・ハイムリック法と背部叩打法
・三角巾の使い方
・骨折した場合の福子の使い方
・心肺蘇生法(成人と乳児)
・AEDの使い方
教えていただいた内容はこんな感じかな?
倒れてる人を見つけた時など、必ず「二次災害の危険」が無いかを確認してくださいと何度も言われた。助けようと慌てて駆け寄って、自分が車にはねられたり、上から何かが落下して来たり、そういうことも多いらしい。必ず周り、そして上を確認するように。
まず、肩の辺りを叩きながら、大きな声で呼びかける。
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反応が無ければ、大声で助けを求める。救急車とAEDを。そして必ず戻って来てくれるようにお願いする。
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気道確保。呼吸の確認は「見て、聞いて、感じて」、呼吸をしていなければ人工呼吸
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胸骨圧迫(心臓マッサージ)。心肺蘇生は「人工呼吸2回と胸骨圧迫30回」が1セット。肘をまっすぐに伸ばして、胸の真中を垂直に4~5cm沈むくらい圧迫する。速さは1分間に約100回。リズムで言うと、「地上の星」「世界に一つだけの花」がそれに近いらしい。
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AEDが到着したら、装着。AEDの指示に従う。1才以上から使えるそうだが、子供用のパッドが入っているタイプなら、子供には子供用を使う。
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「電気ショックが必要です」と言われたら、「みんな離れて!」と言ってからボタンを押す。二次災害の危険があるので、絶対に離れること。
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すぐに胸骨圧迫から再開。AEDは次の心電図解析を始める。
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AEDが電気ショックが必要と判断したら、「電気ショックが必要です」と言うので、離れてからボタンを押す。
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救急隊又は、医師や看護師が到着するか、うめき声を出したり普段どおりの息をし始めるまで繰り返し続ける。
胸骨圧迫(心臓マッサージ)で心筋への血流を保つことによって、AEDによる救命のチャンスが残されるそうだ。胸骨圧迫は、想像以上にかなり力が必要で、だんだん汗だくになってくる。
救急車の到着時間は平均6分と言われるが、6分間一人で続けるのはかなり体力的に難しいと感じた。なので大きな声で助けを求めて、一緒にやってもらえるよう人手を確保すること。
救急隊員の方曰く、日本人の悪いくせで「誰かやるだろう」という感じで、「誰か~!」と呼び掛けても、なかなか進んで手を貸してくれることは少ないらしい。なのでお願いする時は、目の合った人に「あなた!救急車を呼んでください!お願いします!」とお願いすることが大事らしい。
そして、電話を掛けに行くのなら「必ず戻って来てくださいね!」と念を押すこと。確実に呼んでもらえたのかどうかの確認のため、その一言もとても大切なのだそうだ。最近は携帯電話でも119番が使えるから、たぶんその場で電話してくれるだろうけど・・・。
日本は欧米に比べると、心肺蘇生法の普及率はまだまだ低いのだそう。そして心停止の状態になる、その発生場所は「自宅」が一番多いのだそうだ。だから、理想は家族のうちに誰かが一人でも、心肺蘇生法の講習を受けておく・・・ことかもね。