手描き友禅の世界

目指せ!かえる柄着物への道!

教室見学/ 1回目/ 2回目/ 3回目/ 4回目/ 5回目/

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2回目
 2回目のレッスンです。下絵の消えたハンカチも持って行きました。でも、今日はそれは置いておいて、次の柄に挑戦するとのこと。かえるが座らせていただいた席には、すみれの花の図柄が置いてありました。「かわい〜い」と見とれるかえる。

 白いハンカチに、今日はすみれのお花を描きます。前回の椿より、ちょっと複雑な柄になりました。お花も葉っぱもいっぱいだ〜。で、早速下絵をハンカチに写します。2回目なので、前回よりはスムーズか。(笑)

 そして色を作ります。すみれのお花、紫なのですが、全部同じ色だとヘンだそうです。平面な感じになってしまうのでしょうか。赤みがかった紫、そして青みがかった紫の2種類を作るように言われました。が・・・、センスの無いかえる、混ぜ混ぜしてもちっとも先生のお手本のような色になりません。どんどん色を足しているうちに、どんどん量が増えて行き・・・。(笑)

 一応、2色作って先生に見せました。すると、そのうちの1色を「赤みのあるのはそれでいいわね。もうひとつはもう少し、青を足しましょう。」とのこと。失敗、「赤い紫」で作ったつもりの色は赤すぎたようです・・・。染料を無駄にして、先生、ごめんなさい。この「色を混ぜて作る」という作業、とても難しいけろです。色彩センスを問われます。

 で、「青い紫」の作ったつもりの色を「赤い紫」にして(笑)、すみれの花に色を塗って行きます。今日は「濃い色」「薄い色」にもうひとつ、「白」をプラスしました。白を加えることによって、柔らかい印象になるそうです。

 すみれの花もたくさんあるので、まずどれを「赤い紫」にして、どれを「青い紫」にするか・・・も考えなくてはなりません。むむむ、やはり色彩感覚を問われますけろ。(笑)やっぱりこう、互い違いにするのがいいけろか。むむむむ。

 先生の筆運びをマネしたつもりで、薄い色、濃い色、白・・・と3本の筆を左手に持ち、お花を塗って行きます。2色のお花を塗り終わったら、今度は葉っぱ。うわ〜、今回は葉っぱがいっぱい。(笑)。ど、どうしよう・・・。先生が、「下の方は濃く、上の方の葉っぱは薄くする・・・みたいにして塗ってみて。それから葉っぱはお花よりも薄くていいのよ。」とおっしゃるので、なるほど、たくさんある葉っぱがみんな同じ色で、同じ濃さで塗られていたらヘンだなぁ〜と思い、かえる頭で考えながら塗ってみることに。

 下にあって大きな葉っぱ、これは濃い方がいいよね。んで、その後ろに隠れている小さな葉っぱ、これは薄くするかなんかしないと、重なってるからヘンけろね〜。あ、少し茶色入れちゃえ。(笑)などと、テキトーに(す、すみません)ヌリヌリ。でも、このなんか「どうしようかなぁ〜」と、考えながらヌリヌリがとても楽しいけろです。(笑)

 今回は、葉っぱがたくさんあったので、ギリギリ塗り終わった感じでした。「もう時間過ぎてるかなぁ〜」と時計をチラチラ見つつも、他の生徒さんもまだやっていたので、「ああ、かえるも急いで終わらせたい」と、一緒になってがんばってしまいました。先生も早く終わらせてホッとしたいでしょうに・・・。ごめんなさい。

 そうそう、それから今日はとてもステキなものを拝見することが出来ました。生徒さんのお一人が描いた着物、仕立て上がったのです。とってもステキでしたよ〜。銀鼠(でいいけろか?)の色無地、小さなお花かなぁ〜、地紋があるのでジミ目なお色ですが、華やかさもあります。で、野の花が描かれています。すごいなぁ〜、とてもステキだったので、感動しました。いいな、いいなぁ〜、かえるもいつの日か、あんな風にお着物描ける日が来ると・・・。夢が膨らみます・・・かえる腹と共に。(笑)きっとそのお着物は、1月の先生の個展でご覧になれると思います。皆さんもお楽しみに〜。
1回目
 今日は手描き友禅教室の初日。ワクワク・・・。生徒さんの数だけ、机があってかえるも空いているところに座らせていただきました。

 必要なものはよくわからないので、先生にご用意いただくようにお願いしておいたので、たくさんの筆や、フェルトの下敷きなどなどがありました。梅の形のお皿、筆を洗う容器・・・などは先生が貸して下さいます。もちろん、使う染料も。

 まるっきり初心者のかえる、まず「蒸しのいらない」染料で描く・・・に挑戦です。詳しい方はご存じでしょうが、友禅の染料は「蒸す」ことで固着させるそうです。かえるの使う染料は、アイロンで熱を与えるだけで落ちなくなる・・・というもの。用途が広いので、これを使いこなせるようになると、楽しみ方もグッと広がるそうです。いろんなものに描けたら楽しいですよね。

 白い木綿のハンカチに、椿の柄を描くことに挑戦しました。先生が描いた下絵の上に、そのハンカチを乗せ、下絵を描き写します。下絵を描くのは、「露草の花」の青い色素なんですね。今は合成のものがあるそうで、それを使いました。下絵に使うこれは、「青花」というみたいです。

 で、その液を下絵用の筆に付けて、描き写していくのですが・・・。難しいけろ。(笑)筆は立てて使うとのことで、まっすぐな線もなかなか上手く引けません。筆を立てて描くのは、均等な太さでどんな線も描けるようになる必要があるからだそうです。確かに、筆を寝かせてしまうと、「○」を描いてみるとわかりますが、均等な太さになりません。

 力が入ってしまい、手がブルブルしそう・・・。(笑)その上、液が布の上で滲むので、筆に付ける量も加減しないとなりません。でも、なんとか下絵を描き写しました。

 さて、いよいよ色を乗せます。が、何色のお花にするか・・・で、「色を作る」ところから始めます。白を含めると、6種類の色ですべての色を作るそうです。お〜っ。慣れてくると、出来上がりの色を見て、「これは何色と何色をどれぐらいで混ぜたか」なんてことがわかるようになるそう。す、すごい〜。

 先生に言われた通り、色を混ぜてみます。うわっ、楽しい。(笑)子供の頃の図工の時間を思い出します。(笑)で、でも〜、かえるはセンスが無いので、なかなか思うような色にならず・・・。シクシク。先生に聞きながらやって、やっと椿のお花の色が完成〜。

 花びらをひとつずつ塗っていくのですが、まず薄〜い色で・・・。そして、次に濃い色を塗り、筆でシュッシュッとぼかします。先生の筆運びに注目するかえる・・・。先生は当たり前ですが、とても簡単そうにやります。(笑)

 が・・・やってみるとこれまた難しい。(笑)何度もゴシゴシ塗ってると、なんか汚くなって来る気がするし・・・。仕方ない、初めてだも〜ん。こんな感じかなぁ〜・・・っというノリでやっちゃいました。(笑)何とか、時間内にお花と葉っぱ、枝を塗ることが出来たので、そのハンカチはおうちに持って帰ることに。

 おうちに持って帰って、1日ぐらい放置して完全に乾いたら、アイロンをかけて染料を定着させます。そして、その後お水に浸けておくと、下絵の青い線が消えるそうです。で、おうちでやってみたらホントに消えた!(当たり前だ)さて、次は何をするのだろうか・・・。

 他の生徒さんと一緒に、楽しく1回目のレッスンを終了する事が出来ました。おいしいおやつとお茶もいただきました。(笑)来週が楽しみけろ〜。
教室の見学
 お部屋に入ると、皆さん机に向かって作業をされている真っ最中でした。「お邪魔します〜」と、机の真向かいに座り込み、覗き込むと、筆でお花を描いてているところでした。

 そして先生が、生の作品をいろいろと見せて下さいました。もう、実物は本当にステキです。これは生で見ていただかないと、何と表現したら良いのか、ボキャブラリーの少ないかえるには言葉でお伝え出来ませんけろ。「こ、これって全部手で描くんですよね〜」とすっとこどっこい(古語)な質問をしてしまうほどでした・・・。

 生徒さん方も、皆さんとてもお上手に描いてらっしゃるのにも、ビックリしました。かえるみたいなへっぽこがいてもいいのでせうか・・・。でも和気あいあいのとても楽しい雰囲気で、皆さんとても楽しそうです。かえるも「楽しそう・・・。あ〜ん、かえるにもやらせて、やらせて〜っ。」と言いたい気持ちになりましたけろ。(笑)

 来週からお教室に通わせていただくことになりましたが、さてさて、果たしてどうなることでしょう。かえるに出来るんでしょうか?!「やってみた〜い」というワクワクな気持ちの反面、あんな細かい作業、大ざっぱなかえるに出来るのか、とても不安でもあります。

 いつの日か、自分で「かえる柄の着物」を描く日までがんばります。どんなことを習ったのか、どんな風に勉強するのか・・・など、このコーナーで皆さんに報告させていただきますけろ。手の掛かる生徒になると思いますが、先生、よろしくお願い致します〜。
習い始めたきっかけは、「若菜の会」という着物好きの集まり。そこで手描き友禅作家の先生とお知り合いになることが出来ましたけろ。その時に作品の数々のお写真を見せていただき、すっかりとりこになってしまったのでした。

 お話を伺っていると、なんと一般の方向けの「手描き友禅教室」も開いてらっしゃるとのこと。「か、かえるも習いたいですぅぅぅ」とその場でお願いしたら、「ぜひ見学にどうぞ」と言って下さいました。そして、図々しいかえるは、社交辞令も何も知らないので(笑)、ホントに押し掛けて見学させていただいちゃいましたけろ。

 で、教室に通わせていただくことになったのですが、着物好きな方なら、どんなことをするのか興味がある人もいるかと思います。だから、このコーナーで「かえるの手習い」の模様をご報告させていただきま〜す。